ボーイスカウト 17th NSJ に行ってきた
私がボーイスカウトをはじめて、もう7年
やっと石川県珠洲市で開催される日本ボーイスカウトジャンボリーに参加できました。
ジャンボリーとは、日本中のボーイスカウトが一度に集結し互いに交流しあう大会です。
そしてその場所で1週間キャンプをします
初日
朝4時に起床し仲間と集合。私は家が関東なので石川までひたすらバスに揺られました。
サービスエリアに、なんとバスの隣にJR貨物のタンクコンテナが!
6時間程揺られるとついに日本海が見えてきました
そしてキャンプサイトに到着、
青々と茂ったこの原っぱで1週間生活するんだなぁ…
到着してすぐに大量の荷物を運び出しすぐにテント設営を行いました。
重い荷物はJR貨物ですでに運ばれていました
1団体の荷物でこんなにもコンテナが並ぶのは壮観ですね
ちなみに私のテントサイトはこんなに広い会場の端っこ…
荷物の運び出しやトイレ水道が遠くて不便ですが人通りが少なく閑静なので良しとしましょう
初日は、ほとんどが移動のバスで、それからテント設営、荷物運び出しで忙しく大変でした。
2日目
この日は1週間生活するための設備を整えて行きます。
炊事をするための立ちかまどや、ターフを立てたりしました、
しかし、この日は午後から暑さが厳しくなり会場の温度計が39度を記録してしまい、全ての活動を一時停止するにまでになってしまいました。
すぐそばでネパール🇳🇵団のテントがありお互いに交流することができました
そして夜、待ちに待った開会式が始まりました。
特設会場にて文部大臣側近の挨拶や大会ソングを歌ってくれたアンブランフォードの生LIVEがあり、始めて参加したひと全員が団結した感じがしました
開会式の様子
3日目
この日は私たちの班は特別に1日プログラムで輪島周辺に行き能登の文化を学ぶ体験をしてきました
朝.バスに乗り込むため、2キロ程歩いてバス停まで歩いたのですが途中ゲリラ豪雨が直撃、、
全身びしょ濡れになってしまいました。
なんとか無事にバスに乗り込み1時間ほどで輪島に到着しました。
そこで名物、輪島朝市を見て回りました
屋台が立ち並び能登のおばあさんたちが鮮魚をたくさん売っていました
朝市を見て回り港の方に行くと海上自衛隊の掃海艇のとじまが停泊していました!
近くに行くと、特別に中を見学させていただけました。
その日は大雨もあり波が立っていてかなり揺れていたので、まるで航海しているかのような感覚が味わえました。
貴重な体験ができて良かったです
すると何台か車が来てなんとそこから防衛副大臣がボーイスカウトの制服姿でお見えになりました
直々に言葉をもらいとても嬉しかったです。
その後、能登の祭りで使うキリコ会館を見学しました
江戸時代からあるものや最新のものまで多くのキリコを眺める方ができて壮観でした。
そしてこのツアーに参加したボーイスカウトでキリコをかつぎました
結構重かったです
貴重な体験ができて良かったです!
最後に漆塗りの店を訪れて箸の文字入りをしました
かなり難しかったです
こうして能登の文化を体験することができました
帰りに有名な千米田
4日目
もう、大会全体の中日にさしかかりました。
今日は宗教派を超えた集いがあり神道、仏教、キリスト教、天理教など沢山の宗派が集結しました。そこでそれぞれの教えについて説いてもらうことができます。
僕の実家の墓が真言宗だったので、高野山真言宗のブースに行きました。そこで僧侶に仏教についてのあり方や生き方についての話を聞くことができました。
そして夕方、ジャンボリー大衆会がありました
皇太子殿下や野口宇宙飛行士も来賓としてきて警備は厳戒態勢でした。
消防のはしご登りも見ることができとても盛りました。
会場の様子
もう5日目となりました。この頃になると疲れや寝不足で頭がぼーっとして来ますが楽しさで乗り切りました。
この日は会場内プログラムで僕の班(7人)で
まとまって竹運び競争など会場内プログラムをやりました。
午後になると会場横の海水浴場で海水浴をしました。
ただ、運営の手際がわるく安全面とかどーのこーので3時間待ったのに10分しか泳げず、すぐに入れ替えであまり楽しくありませんでした。
6日目
もう、残すところ1泊2日になりました
今日は最後の会場プログラムの日です
僕たちの班は付近のハイキングをしました
近くにある廃線跡を見て回るコースです。
蛸島地区の伝統的な家の作りを見ることができてとてもカッコ良かったです
おばあちゃんが5円玉で作ったカブト
それにしてもすごい
廃駅に到着
中央にある自動販売機が稼働していて鉄道グッズが買えました
いまにでも気動車が来そうな雰囲気
近くには廃車体も
廃線や街並みを十分堪能することができました。
午後には、もう撤収作業を開始しました
明日の9:30にはバスが出発してしまうので早めにテントなどをたたみました。
夕方には閉会式がありました
ついに、大会が終わってしまうのだと実感しました 。
次の大会はボーイスカウト100周年を記念して東京でやるらしいです。
その頃には大学生か〜
最後には盛大な花火大会に
会場の様子
あっという間の1週間なにか名残惜しいです
最終日
この日は朝4時からずっと撤収作業。
身の回りの荷物を全てまとめて撤収します
テントが立ち並んでいたサイトもあっという間に更地に
ありがとう珠洲!
そして帰りのバスに10時間揺られて帰りました、
それにしても草が随分なくなった、、
1週間の長さを感じます
Before
After
ここで簡単なQ &Aを
Q.1週間お風呂はどうしていたの?
A.簡易シャワーが作られていて毎日いつでも入ることができましたが、冷水しかでなくて、さらに体臭で結構大変でした…
Q.トイレはどんな感じだったか?
A.簡易トイレ…
私は簡易トイレほど嫌いなものはありません
かなりたいへんでした。
Q.炊事はどうしているのか?
A.自分たちのかまどで火を炊き、作りました
材料などは本部で支給してくれるのでそれを
班ごとで米を飯盒で炊いたり鍋で煮込んだり
しました。
↓たちかまど
Q.テントで1週間も寝れるの?
A.私はもう7年もボーイスカウトをしているのでテント泊は好きです。さらに、私たちの隊は、キャンプ用簡易ベッドで寝たため体が痛くなったりはしませんでした。しかし、睡眠時間がとれない
予定では就寝は10時なのですがそんなのは無理でシャワーを浴びたり、会議をしたり、明日の用意をしたり、そんなことをしていたらあっという間に深夜12:30
朝は5時近くに起きなければいけないので苦痛でした。
(まあ、後半には慣れましたが)
Q.全国の隊とどうやって交流したのか?
A.開会式など、全員が集まる行事はありますが、話す機会があまりとれません。そのため
空き時間に他の隊のテントサイトにいって ワッペンやバッジ、連絡先を交換したりしました。
また、各隊合同で交換会を行ったりもしました。
私たちは福岡、愛知と3隊合同で行いました。
同じ趣味を持った人などが集まると話が盛り上がったりしてとても楽しかったです。
また道端で、フリーハグやサイン交換、
歩いてる時、何気なくハイタッチしたりなどジャンボリーならではの交流が出来て楽しかったです!
経験者が伝えるキャンプであった方がいいもの
超強力ライト
これ必須、暗くなるとマジでなにも見えないしちらかります。
強力なものだとテント中が明るくてらせます
ヘッドライトもあった方がいい
虫除け
これも無いと虫の餌食
トイレットペーパー、新聞紙
雨が降ってきたときや食器、汚れを拭くとき汎用性が高く便利!
大容量のモバイルバッテリー
ケチって小容量のよりかは大容量のほうが結果的にかさばらず長く使えます。携帯やカメラの充電など現地でコンセントが使えることなんてほとんどありません。
簡易ベッド
長期間泊まるなら必須
体も痛くならないしすぐに寝れるし気持ちいい
着火剤
よく、キャンプファイアーなどで木炭になかなか燃え移りませんよね、
きちんと新聞紙や細い木などある程度火力をつけないといけません。
ライターや燃えるものは必須です
まとめに
私は、ジャンボリー初参加でしたが、他の隊との交流や能登ならではの文化を体験することができとても満足することができました。
他の隊と話したり違った文化方言を知ることは普通の生活では体験することはできないことです。
全国のボーイスカウトが一堂に集結した場に行くことができて、とても嬉しく思います。
次のアメリカ世界ジャンボリー、東京日本ジャンボリーも参加していきたいです。